情報処理センター
Information Processing Center

KUE Cloud - プライベートクラウドストレージサービス

プライベートクラウドストレージサービス「KUE Cloud」は本学のプライベートクラウドシステムを用いたクラウドストレージです。Dropbox、Google Drive、OneDrive、Box等と同じように学内外とのファイル共有としても利用できる他、連絡帳、カレンダー、チャット等を含めた総合的なクラウドサービスを提供します。本学のメールアドレスを持つユーザーは誰でも利用可能です。利用する場合は、下記URLからアクセスし、メールアカウントでログインしてください。

https://cloud.kyokyo-u.ac.jp/

学外で利用するには二要素認証の設定が必須になります。学外で利用したい場合は、二要素認証を設定してください。(二要素認証設定方法はこのページの後半に記載)

利用マニュアル

KUE Cloud 利用者マニュアル

機能一覧

太字の機能はメインのサービスです。それ以外の機能はセキュリティ上の理由や不具合等により一時的に提供停止または終了する場合があります。

  • ダッシュボード
  • ファイル
    • 共有
      • URLで共有
      • 他のユーザーとの共有
    • ファイルのブラウザ内閲覧・編集
      • 画像閲覧 (ブラウザが対応している形式のみ)
      • 動画閲覧 (ブラウザが対応している形式のみ)
      • テキスト閲覧・編集 (UTF-8の場合のみ)
      • マークダウン閲覧・編集 (UTF-8の場合のみ)
      • PDF閲覧 (一部のPDFに対して表示崩れあり、詳細は後述の「不具合等」を参照)
    • バージョン (履歴)
    • コメント
  • 写真
  • アクティビティ
  • トーク (チャット機能のみサポート。ビデオ・音声による通話機能は確認やサポートはしていません)
  • 連絡先 (連絡帳)
    • サークル
  • カレンダー
  • ノート
  • デッキ
  • アナウンス (管理者からの連絡のみで使用)
  • フォーム
  • タスク

学外からのアクセス時の制限事項

学外からのアクセス時は不審な通信を遮断する仕組みを導入しており、学内よりもセキュリティを強化しています。セキュリティ上の理由で下記制限があります。それ以外に使用できない機能(特定のファイルがアップロードできない、画面が表示されない、エラーが表示される等)がありましたら、情報処理センターまでご連絡ください。

  • 二要素認証を設定していないアカウントはログインできません。
  • 学外からアップロード可能なファイルサイズは1GiBまでです。(Nextcloudアプリよる同期時も同様)

二要素認証について

二要素認証とはユーザー名とパスワード以外にもう一つの要素を追加して、ログインする機能です。KUE Cloudは二要素認証に対応しています。学外利用時は必須であり、二要素認証を設定していない場合はログインできません。

  1. 右上の名前アイコンをクリックし、「設定」を開きます。
  2. 左メニューの「セキュリティ」を開きます。
  3. 「二要素認証」の所で、少なくとも一つの二要素認証を設定してください。
    どれを設定したらいいのかわからない場合は、Emailの「Enable Two-Factor Authentication via Email」を押して、Emailによる二要素認証を有効にしてください。

二要素認証は下記の4つに対応しています。

  • Email (推奨)
    二要素目のワンタイムコードを大学のメール(アカウント名@kyokyo-u.ac.jp)に毎回送信します。大学のメール受信を常に確認可能である場合は、一番無難な方法です。
  • TOTP (Authenticator app)
    スマートフォンに入れたTOTPアプリ(Google認証システムやMicrosoft Authenticator等)を使用して、コードを生成します。GmailやWebメールで既に使用し、二要素認証の仕組みを統合したい場合は、こちらを使用してください。
  • WebAuthnデバイス
    FIDO U2FセキュリティキーなどのWebAuthnデバイスを使用する方法です。そのようなセキュリティキーをお持ちの場合は、こちらも選択できます。
  • バックアップコード
    これは、上記の二要素認証が使えないときに備えて用意しておく一度のみ使用可能なコードです。TOTPやWebAuthnデバイスは機器の故障で使えなくなる場合がありますので、念のため、生成し、それらの機器外の場所に保存しておいてください。

注意事項

利用前に一読をお願いします。

  • 本サービスはオープンソースソフトウェア Nextcloud を使用しています。未翻訳部分や不具合等についてすぐには対応できない場合があります。(エンタープライズのサポートは契約していないため、コミュニティレベルでのサポートに限定されます。)
  • 割り当てられている容量は一人10GiBです。教職員の方については、必要性が認められる場合のみ増量します。情報処理センターまでご連絡ください。(学内でのより大きなファイルの共有はKUE Share、機密性の無い大きなファイルの保存等はGoogle DriveやOneDriveを検討してください。)
  • 不具合等に関しては情報処理センターまでご連絡ください。
  • データはすべて本学所有のプライベートクラウド上に保存されます。しかし、サーバーは学外に公開されています。共有設定を間違えるとファイルがそのまま学外に公開される場合がありますので、機密情報を扱う場合はご注意ください。
  • パソコンと同期する場合はNextcloudアプリを使用してください。(アプリに関するサポートは行っていません。)
  • メール機能は使用できません。

不具合等

現在判明している不具合の一覧です。

  • 一部のメッセージが英語のままになっています。
  • 一部のPDFで、プレビュー時に表示が崩れたり、文字が表示されない場合があります。ダウンロードして閲覧していただくか、「表示が崩れるPDFの対応策」に記載の方法で対応したPDFに差し替えてください。

表示が崩れるPDFの対応策

一部のPDF作成・編集ソフトウェアで発行・編集したPDFについて、プレビューでは正常に表示できない(文字が出ない、段落がおかしくなる、すべて真っ白等)現象が発生することがあります。現象が発生した際は、次の方法でPDFを作成し直してみてください。(PDFのサイズが10倍以上になる場合があります。)

  1. Windowsで、PDFを正常に閲覧できるソフトウェア(Adobe Reader等)を使用して該当のPDFを開きます。
  2. 印刷をボタンを押し、プリンターに「Microsoft Print to PDF」選んで印刷します。(一部ブラウザーにある「PDFとして保存」や「PDFに保存」は使わないでください。改善しません。)
  3. 印刷実行により新たなPDFとして保存できます。この新しいPDFに差し替えてください。