情報処理センター
Information Processing Center

システム・ネットワーク構成

システム構成

サーバ・クライアントシステム

IPC内の端末はサーバによりコントロールされたクライアントPCです。利用するときはユーザーID及びパスワードの入力が必要です。端末室の各クライアントにはOSとしてWindows 11 Proを搭載しています。

PCサーバ

PCサーバは仮想サーバ上のWindows Server2022システムによりクライアントPCをコントロールしています。それぞれのサーバが認証、復旧などの機能を有しています。ファイルサーバはファイルサーバ専用のOSを搭載し高速に大容量のデータを保存することができます。

クライアントPC

計109台のPCが4つの端末室と図書館のラーニングコモンズに分かれて設置されています。各端末室のWindows PCはCPUに Intel Core i3、8GBのメインメモリ、ストレージとして256GBのSSD(Solid State Drive)を備えており、Office2021(ワープロ、表計算、データベース、プレゼンテーション)をはじめ、WWWブラウザ(Microsoft Edge, Google Chrome, Firefox)、各種プログラミング言語(C++, Java, Python, Rubyなど)、グラフィックソフト(Affinity Designer, Affinity Photoなど) などのソフトが利用できます。また、端末室ごとにCAI機能(Wingnet)を有しています。さらに情報処理室にはChromebookを外部ディスプレイ付きで10台設置されています。すべての端末には環境復元ソフトが導入されており、電源を切断することによって初期状態へ自動的に復元されるようになっています。

ネットワーク構成

ネットワーク構成図

KUENET

京都教育大学学内ネットワーク( K U E N E T )は平成6 年2月に、Kyokyo-netとして学内5つのノード間を100Mbpsの光ケーブルで、各建物内を10Mbpsのイーサネットで結んでスタートしました。平成11年3月には基幹部に156MbpsのATMネットワークが導入され、大学キャンパスのみならず附属5校園(高校、桃中、桃小、幼稚園、養護学校)、環境教育実践センター、国際交流会館までが100Mbps以上のネットワークで結ばれました。また京都地区(京中、京小)とは1.5Mbpsの専用回線で結ばれました。さらに平成14年3月には大学キャンパス内の全ての部屋に100Mbpsのイーサネットが敷設されました。平成17年4月には京都地区との回線を100Mbpsに増強し、すべてが100Mbps以上のネットワークで結ばれました。さらに平成26年2月には、全面的なシステム更新に伴いKUENETと改称され、次世代ネットワークプロトコルIPv6とIEEE802.1X認証システムの導入により拡張性とセキュリティが向上しました。そして令和3年3月には各附属学校園との回線を1Gbpsに増強しました。KUENETはSINET(学術情報ネットワーク)と10Gbpsの専用回線で結ばれています。またKUENETはファイアウォールシステムで外部からの不正な侵入から守られ、メールやダウンロードしたデータに含まれるウィルスを専用サーバでチェックしています。

ネットワークサーバ

電子メール、WWW、ファイルサーバなどの主要なサーバは情報処理センターとKyo2 Cloud Centerにそれぞれ設置されており、障害発生時には互いにバックアップの機能を果たします。また、大半のサーバは仮想化されており、設置スペースの削減と計算資源の効率的な利用が可能となっています。

データセンター (Kyo² Cloud Center)

平成23年に、Kyo² Cloud Centerがオープンしました。学外のデータセンターにサーバを設置することで、大学キャンパスが停電しても、WWWや電子メールといった情報サービスは継続して提供できます。データセンターは最新の免震設備と自家発電装置を備えており、災害発生時にも情報サービスを提供できるようになっています。また、静脈認証や監視カメラ等の強固なセキュリティが確保されています。Kyo² Cloud Center内のサーバは情報処理センターとL2VPNで結ばれており、学内ネットワークの一部として運用されています。