教科学習探究コース

今日の学校教育には、教科・領域における学習活動を通じて、児童生徒が変化の激しいこれからの時代にたくましく生きていくことのできるような資質・能力を培うことが強く求められています。

本コースは、教科・領域をベースとしながら、専門的な知見と広い視野にもとづいて、現代のさまざまな教育課題に応えうる深い学びを実現するための教科のカリキュラムや単元、教材などの研究開発と実践をおこないうるような高い研究遂行力と教育実践力を共に身につけ、教職を通じて学びつづけ学校や地域の教育に資することのできる教員の育成を目的とします。

コース必修科目(5科目10単位)

  • 教科カリキュラム開発セミナー
  • 教科授業開発セミナー
  • 教育実践研究セミナー
  • 実践課題研究Ⅰ
  • 実践課題研究Ⅱ

コース選択科目

  • 言語・文化セミナー
  • 公共・文化セミナー
  • 数理自然・技術セミナー
  • 健康・生活デザインセミナー
  • 芸術探究セミナー
  • 授業力熟達の理論と課題
  • 学校における道徳教育と道徳科
  • 子供の臨床心理学的アセスメントと支援
  • 発達障害の特性と基本的対応
  • 教科内容構成論(※)
  • 教科内容教材論(※)
  • 教科教育実践演習(※)

教科学習探究コースには、次の5つのプログラムがあります。

言語・文化プログラム

グローバル化社会では母語と英語の高い言語コミュニケーション能力と言語文化(文学・言語学・文化論等)への関心と深い理解が重要となります。また、学校教育では確かな言語コミュニケーション能力を育成できる教員、多様な文化的背景をもつ児童生徒への日本語指導ができる教員も求められています。

本プログラムでは、国語科と英語科が相互に連携することで言語教育のさらなる充実を目指します。国語と英語の学習デザインに求められる専門性(文学・言語学・教科教育等)を高めるとともに、言語コミュニケーション能力育成のための教科横断的学習を推進できる教員を育成します。

公共・文化プログラム

変化が激しく前例が通用しない現代社会では、物事を多面的・多角的にとらえ公共的な世界を主体的・協働的に形成しうるような資質・能力を身につけることが、かつてないほど求められています。

本プログラムでは、過去から現在への時間的な視点、日本と世界、都市と自然などの空間的な視点、法・政治・経済などの社会システムの視点からの深い理解を基礎にして、社会科、地歴科・公民科をベースに、こうした資質・能力を育てられる実践的指導力をそなえた教員の育成を目指します。

数理自然・技術プログラム

IoTやAI等の技術の発展に伴い、膨大な知識・情報を適切に扱う能力が必要となる知識基盤型社会では、グローバルな視点から科学的、創造的に思考・行動することが求められます。

本プログラムでは、社会・自然などを科学的に観察・分析する力、及びそれらを判断・行動へと展開していく力の養成を企図します。こうした力を児童・生徒の発達段階に応じて、協働的、段階的に育成することのできる教員を養成します。

健康・生活デザインプログラム

人生100年時代を見据え、Quality of Life(人生の質)を向上させるために、生涯にわたって心身の健康を保持増進し、スポーツなどの余暇や衣食住をはじめとする暮らしを創造し、持続可能な社会を構築していく必要があります。そのためには、健康・生活・運動に関する課題を見つけ、より良い生活と豊かなスポーツライフの実現に向けた創造・工夫ができ、自分らしい人生を設計していく力の育成が求められています。

本プログラムでは、小・中・高等学校の保健体育科教育や家庭科教育について、健康・生活・スポーツ分野の教育研究を深め、教科教育学と教科内容学を有機的に結び付け、新たな学びをデザインできる高度な実践的指導力を有する教員を育成します。

芸術探究プログラム

科学技術の発展においてこそ芸術教育のあり方が問われており、芸術的な感性を生かしながら創造的に思考し、表現していく力がこれからの時代を生きる人々には求められています。

本プログラムでは、協働的・実践的な学びを通して教育における芸術の意味を探究し、音楽教育・美術教育・書道教育の各分野の教育研究を深めることを通じて、児童・生徒の発達段階に応じた芸術分野の学びをデザインし、かつ教育実践をリードできる教員を育成します。