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教職を「知る」から「創る」へ(教育学専攻卒業生)

教育学専攻 2017年度卒業
小学校 教諭私の原点は、京都教育大学での濃密な「出会い」にあります。女子寮の露草寮や教育学専攻の仲間と夜通し語り合い、多様な価値観に触れた日々。そこで得た「失敗を恐れず挑む大切さ」が、今の私の根底にあります。教職に就いて8年。1年目は教務補佐兼理科専科として学校を支える多様な職種の方々の存在を「知り」、学級担任になってからは「学校の当たり前」への疑問や、大学で学んだ理論や自分の考えを現場で活かせない葛藤も経験しました。しかし、今では「知ったこと」を自分の力で活かせる場面が増えています。
現在の勤務校では、ユニット制(縦割り2学年の学級編制)や複数担任制といった公立学校の新しい形に挑戦しています。日々試行錯誤の連続ですが、複数担任だからこそ他の先生方の働き方を身近に見たり聞いたり、他校へ視察に行ったりして学び、子どもたちの将来のために何ができるかを模索するプロセスに、教職の魅力を感じています。

今でも、大学との繋がりは続いています。教育学専攻の先生方を自校へお招きし、校内研修を通じて、発達心理学の理論について学びました。また、ゼミの先生とのドイツ視察では公教育の多様さを肌で感じ、同時に日本の教育の良さである「一人ひとりを温かく包み込み、共に育ち合う文化」を再認識しました。既存の形をただ受け入れるのではなく、良さを活かしながら目の前の子どもたちにあった学びの場を自分たちの手で「創る」。これこそが、AIにはできない、これからの教員の仕事だと思っています。
大学生の皆さん、いま大学で多くの経験をし、たくさんの繋がりを持ってください。その時間は、目の前の子どもを包みこみ支えるためのパワーになります。いつか一緒に、学校や学びの場を創っていける日を楽しみにしています。
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