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音楽教育専修
音楽教育専修は音楽科教育、器楽、声楽、作曲・指揮法、音楽学の5分野で構成します。本専修は、学部における基礎的教養あるいは教職経験の上に、音楽独自の体系的な研究と表現上の技法について研鑽を深め、音楽科教育の理論的、実践的問題について、より高度な研究を行います。さらに、これらの総合的研究・教育により、音楽を通して社会に働きかけることのできる高い実践力や指導力を身につけることを目標とし、指導者としての優れた能力を有する人材の育成をめざします。
以下に音楽教育専修の授業内容について説明します。音楽科教育では音楽教育哲学を考究し、音楽の授業について実践的に探究します。器楽の授業では初学者のために書かれたピアノの教本を検討し、その音楽的内容と奏法上の諸問題を考察し、ピアノ音楽史を外観しつつ、演奏解釈及び奏法について演習を行います。声楽の授業は発声法の歴史をひもとき、音楽生理学の見地から、その機能と理論を探究し、発声上のテクニックを実践によって体得し、歌曲及びオペラの歌唱力の向上をはかります。作曲法の授業では作曲家たちの生きた時代の楽曲の様式、及び地域によって異なる美的様式を楽曲分析を通して考究し、合唱曲、合奏曲、吹奏楽曲等の習作を行い、創作及び編曲による教材作成の能力を高めます。音楽学の授業では諸分野の方法論と研究史を概説し、研究の現状と課題について考究します。また音楽学の領域における具体的研究方法を実践的に学ぶとともに、資料の講読(批判と解釈)を行います。
音楽科の教員によるホームページへ(学外サーバへ移動します)主な履修科目
●音楽科教育特論
●音楽科教育特別演習
●器楽特論Ⅰ~Ⅳ
●声楽特論Ⅰ~Ⅳ
●作曲特論Ⅰ・Ⅱ
●音楽学特論Ⅰ・Ⅱ
●音楽科教育教科内容論Ⅰ-器楽-
●音楽科教育教科内容論Ⅱ-声楽-
●音楽科教育教科内容論Ⅲ-作曲-
●音楽科教育教科内容論Ⅳ-音楽学-
●音楽科教育実践特別演習
●音楽科教育授業研究
●音楽科教育実践演習
●指揮法特論Ⅰ・Ⅱ
●課題研究担当教員の紹介
山口 博明 (器楽) ▶researchmap ▶研究室HP
田邉 織恵 (声楽) ▶researchmap ▶研究室HP
田中 多佳子(音楽学) ▶researchmap ▶研究室HP
小笠原 真也(器楽) ▶researchmap ▶研究室HP
清村 百合子(音楽科教育)▶researchmap ▶研究室HP
樫下 達也 (音楽科教育) ▶researchmap ▶研究室HP
増田 真結 (作曲) ▶researchmap ▶研究室HP
※「researchmap」とは、国立研究開発法人科学技術振興機構が提供する、国内の研究者情報をデータベース化した研究者総覧です。
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