Webマガジン Kyo²

教師が無口なほうが学生は育つ?! 斉藤 恵太 講師

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斉藤 恵太(さいとう けいた)講師
社会科学科

1. 先生のご専門を教えてください。

 近世のヨーロッパ史を専門にしています。中世とか近代はまだイメージしやすいと思うのですが、その中間の近世は、中世の要素も近代の要素もあるごちゃまぜの時代です。それがすごくおもしろいです。中世といえば剣を持った騎士、近代といえば鉄砲で戦う軍隊のイメージで、どちらもあるのが近世というとわかりやすいでしょうか。私は大学で「グローバル人材育成プログラム」にも関わっていますが、現代のグローバル化につながる大航海時代が始まるのもこの時代です。

2. 学生達には日頃どのような指導をされていますか。

 実は2015年までドイツに留学していまして、2016年に京都教育大学に来たときにはほとんど教歴もありませんでした。正直なところ今も暗中模索という感じです。でも、とてもやり甲斐を感じています。

 授業では、私自身はあまりしゃべらないようにして、学生が自分で調べて考えるための仕掛けをどう作るかを考えています。高校までの歴史は暗記科目のイメージが強いと思うのですが、覚えるのではなくて、自分で調べたいと思うようなきっかけを作るのが私の仕事だと思っています。しかし、それが難しくて四苦八苦しているのですが。

3. 先生のお考えになる「京都教育大学の魅力」はなんでしょうか。

 いま社会全体では、合理主義や効率重視の考え方が強くなっていますが、この大学は少人数教育を大切にしていて、学生と教員の距離もわりと近いです。一見効率が悪いように見えても、そうした環境が実はとても人間らしいと感じています。

4. 京都教育大学で学ぶことを希望する学生にメッセージをお願いします。

 教員を目指す人にはとてもいい大学です。でも教員にならない人の道もちゃんとあるので、安心して自分の教員としての可能性を模索してほしいと思います。

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▲研究室の一角。蛍光灯の光はまぶしくて苦手だそうで、いつも照明を落としてお仕事をされているとのこと。

◆ゼミ訪問◆

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▲西洋史ゼミ。壁に掛かった大きな世界地図が目印。

〇斉藤先生はどんな先生ですか?

 学生の自主性を尊重してくれる先生です。一見怖そうですが、ちゃんと笑ってくれますよ。聞き上手で、「へえ、そうなんだ。おもしろいね。」と相づちをうってくれると、どんどんしゃべってしまいます。学生をよく見てくれていると思います。

〇ゼミの様子を教えてください。

 当初、ゼミのイメージは、もっと堅苦しく厳しい感じかと思っていたのですが、和やかな雰囲気を先生が作ってくれて、すごく話しやすいです。また、ゼミではオックスフォード大学出版の英語の本を読むので、英語力も身に付きます!