2015.02.02 京都府立図書館にて国語領域の学生の研究成果が展示されています!

京都教育大学学生による京都府立図書館所蔵の小学校教科書を用いた
「ごんぎつね」比較研究の成果を展示します
http://www.library.pref.kyoto.jp/kpref_event.html#tenji_20150123

以下、紹介パネルより。

京都教育大学では,毎年,一年次の活動として「公立学校等訪問研究」を行っています。国語教育領域専攻では,中学校・高等学校に加えて京都府立図書館においても見学・研修活動を行っています。その際に,施設見学にとどまらず,府立図書館の特色の一つである教科書資料を活用した学習活動を行いました。その成果をパネル展示という活動で報告します。

 題材は,誰もが知っている新美南吉の童話「ごんぎつね」。しかし,皆様の記憶の中に存在する「ごんぎつね」は果たして同じものでしょうか。実は教科書会社,また発行年度により細かな違いが存在するのです。

例えば,昭和51年以前の日本書籍出版の教科書では「ごんギツネ」。何とタイトルから違います。また,主人公の名前は何だったしょうか?「兵十」ですが,読み方が異なります。実は,古い教科書では「へいじゅう」,新しい教科書では「ひょうじゅう」なのです。ラストシーンの印象的な台詞,「ごん,おまえだったのか,いつも,くりをくれたのは」も,最近の教科書では「おまいだったのか」となっているものがあります。

家族みんなが知っているお話も,比べてみると,思わぬ違いが見つかったりするものです。

実際に様子をうかがいに行ったところ、多くの来館者が足を止めていました。

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展示は2月24日(金)まで。京都府立図書館は平安神宮の大鳥居のそばにあります。ぜひ、お越しください。



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