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第29回「これからの算数・数学教育を考える会」を開催しました
2月1日(日)に、第29回「これからの算数・数学教育を考える会」をオンライン開催しました。この会は、京都教育大学の第4期中期目標・中期計画に掲げる、大学と附属学校との連携した先導的教育モデルの開発、展開等を目的とした取組の一環として、算数・数学のカリキュラムを開発・実践し、広く学校現場への発信・交流をしています。
会ではまず、吉川秀一教諭(大阪教育大学附属池田小学校)から「小数倍 ~関係的な見方に焦点を当てて~」についての発表がありました。本報告では、機械的に倍の計算ができる、あるいは答えを求められることにとどまらず、小数倍の意味理解を重視した算数の授業実践の提案がなされました。質疑応答では、割合の考え方との関連を踏まえ、小数倍の指導に入る前に児童が押さえておくべき算数の内容や、その指導の在り方について活発な議論がなされました。
続いて、渡邉隆幸教諭(三重県津市立芸濃中学校)から「数学の「わかる」を積み上げる自由進度型学習 ~生徒が自らの学びをデザインする授業実践~」についての発表がありました。生徒が自らの理解状況を把握し、学び方を選択しながら理解を深めていくことをねらいとした、中学校数学における自由進度学習の実践について報告がなされました。質疑応答では、教員間の連携体制や教材準備、授業設計に関する具体的な工夫が共有されました。また、学力に対する評価の在り方についても、今後の展望として意見交換がなされました。
最後に、黒田恭史教授(京都教育大学数学科)から「算数・数学教材としてのショート動画の可能性」についての発表がありました。本報告では、不登校の子どもの算数・数学学習支援の一つとしてショート動画の活用が提案されました。併せて、教員養成としても学生によるショート動画制作は、指導のポイントを明確化する上でも効果があることの報告がなされました。質疑応答では、学校現場で実際に活用して効果を検証したいといったことの議論がなされました。
会には、42名が参加しました。
次回は2026年5月にオンライン開催で実施します。


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