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バイオマス利活用システム

木質バイオマスエネルギー利用設備の教育的活用

京都教育大学環境教育実践センターでは、平成24年度の補正予算の措置を受け、平成25年度の11月に、環境教育バイオマスの利活用システムが設置されました。

この設備は、環境教育実践センター内に植栽されている樹木の剪定枝を粉砕して、木材チップを作成し、これらの木質有機物(バイオマス)から木質ペレット燃料を作成し、電気エネルギーを用いずに、この木質ペレット燃料を用いて、環境教育実践センター内の講義室や実験室等に設置されたペレットストーブによって暖房をおこなうものです。なお、ペレット燃料灰は栽培学習園の土壌改良材として用いております。

平成26年1月より、この設備によるバイオマスの有効な利活用の実践によって、環境教育実践センターでおこなわれる授業を受講する学生や附属学校園等の学校園外学習の園児、生徒等、公開講座や公開講演会の受講者に、木質バイオマスエネルギーの利用、「資源の循環」の大切さを啓蒙しています。

このような取り組みは、木材由来の木質ペレットを暖房のための燃料として活用するので、地球温暖化問題に少しでも貢献することになり、ペレットを燃やして排出した二酸化炭素は樹木に吸収され、また次の木材の生産に寄与することになります。

栽培学習園では、植物の生産―利用―有機リサイクルシステムを活用した残渣の堆肥化―植物の生産という「食の循環」を実践しており、樹木の剪定枝も粉砕して堆肥化をおこなってきましたが、本設備により堆肥化するだけでなく、エネルギーとしてのバイオマス利活用を示しています。

設備の構成概要

設備の概要についてはこちら