センター長より
ようこそ、京都教育大学教職キャリア高度化センターのホームページにアクセスいただきました。
教職キャリア高度化センターは、教員養成段階から現職教員のキャリアステージに対応した支援及び支援に関する研究開発を計画・実施するため、2018年4月に従来の教育支援センターと教職キャリア高度化センターの機能をさらに強化した新たな「教職キャリア高度化センター」として設置されました。現代的教育課題に対応した教員の養成、現職教員に対する研修プログラムの提供を行い、「教職の全体を通じて学び続ける教員」を支援することを目的としています。日々、高度な専門性や豊富な経験を持つ10名を超えるスタッフがチームとして、教員の養成段階から現職教員のキャリアステージに応じた資質・能力の向上支援及び支援に関する研究開発等に取り組んでいます。そして、教員志望者、現職教員、教師教育者(研究者、実務家教員、管理職や指導教諭等)の教職キャリア形成向上に繋がる支援をどのように取り組んでいくのかということが重要なテーマとなっています。
本センターにおいても、教職キャリアの全体を見通しながら、大きく二つの拠点を中心として支援に取り組んでいます。一つ目は、教員養成支援拠点における活動として、「実地教育支援」「学校ボランティア」「スポーツ指導者養成」「就職・キャリア支援」の各部門が、附属学校や京都府・京都市教育委員会等とも連携した学生・大学院生への支援です。二つ目は、教職支援拠点における活動として、「教職キャリア支援」、「カリキュラム開発」の各部門が、Web動画の提供や講演会の実施をはじめとする様々な取り組みを通した現職教員への支援です。こうした支援のプロセスで、Web動画作成に大学院生の協力を得て、いつでもどこでも手軽に視聴できるミニWeb動画の開発に着手したり、教員研修の実態を踏まえたこれからの時代に生きる教員を育てる教員研修の在り方を科学的に検証したり、遠隔状況に対応した研修の在り方を検討するといった新たな試みにもチャレンジしています。
これからも本センターが、教職員や学生の皆さん、及び学校等に寄り添える近くの存在でありたい、困ったときに気軽に相談できる存在でありたいと願っています。
教職キャリア高度化センターは、これからも教職員や学生の皆さまの歩みに寄り添いながら、半歩先を歩いていけるよう、未来に向かって取り組みを進めていきます。どうぞ教職キャリア高度化センターの支援事業をご活用ください。
教職キャリア高度化センター長 原田 信一