新型コロナウィルスがいまだ猛威を振るい、なおも多くの感染者が出ています。緊急事態宣言の解除時期もまだはっきりと見通せません。

　京都教育大学では連休明けの授業開始に向けて準備を進めてきましたが、学生のみなさんの安全確保と感染拡大防止のため、対面授業の開始をさらに延期することを決定しました。

　課題提示やオンライン授業を行いつつ、教室で授業ができるようになる時を待ちたいと思います。幸い、本学は少人数の授業が多く、対面の授業においても定期試験時の教室配当をすれば、座席の間隔をあけられます。

　感染症の流行はこれまで当たり前だった日常生活を一変させました。みなさんにとっては精神的にも肉体的にも、つらい日々が続いていることと思います。また、先の見えない不安を感じている方もおられることでしょう。

　教育のあり方も大きく変わろうとしています。しかし、このような状況下にあっても、どうか学ぶことをあきらめないでください。本学の教職員はみなさんに最大限の学びを提供しようと懸命な努力を続けています。

　みなさんをキャンパスに迎えられる日を、教職員一同心待ちにしています。

令和2年5月8日

京都教育大学長　太田　耕人