つゆくさアルバム2019

12月18日(金
2年生 人権学習講演会をおこないました
~これまでと違った、多様な視点から物事を見てみよう~

 12月18日(金)に2年生では、これまでも本校の人権学習で何度もお世話になっている、孫美幸さん(文教大学 准教授)をお招きして人権学習講演会を行いました。孫さんは、2000年に京都市公立中学校で初めての外国籍教員として採用され、その後、研究者の道に進み、2010年立命館大学大学院社会学研究科博士課程を修了されました。修了後は、日本学術振興会研究員のほか、立命館大学にて専門研究員、大阪大学大学院にて講師等を歴任し、その後現在に至っておられます。
 講演では「多文化共生社会の発信者になるために~一人ひとりが創る平和な未来~」と題して、「1.文化のまざりあいの中で生きる」「2.戦争と平和の歴史にどう向き合うか」「3.公平でクリエイティブな解決をしていくには?」「4.先人から学ぶ」の順に話されました。ご家族とのエピソードや様々な資料、事例を交えながら、外国籍であったことから生じた過去の厳しい現実やその中でたくましく生き抜いてきた家族や人々の様子を紹介しながら、これまでと違った、多様な視点から世界や物事を見てみることの大切さを、質問を投げかけながら笑顔一杯に語ってくださいました。生徒たちからも孫さんに対し、現在の国家間の厳しい課題への解決法について鋭い質問が投げかけられ、孫さんからは現在取り組んでいる交流活動の紹介と共に、そこで行われている「交流の糸」をもっと太いものにしていきたいと力強い言葉で答えてくださいました。幾多の困難を乗り越えてきた孫さんだからこそ、その言葉は中学生の心に響いたことと思います。
 これからの多文化共生社会のなかで生きていく生徒たちにとって、自分の生き方、社会との関わり方について改めて考える有意義な学習会となりました。