つゆくさアルバム2019

9月25日(金)
帰国生徒学級合同スピーチ発表会開催!

 9月25日に、帰国生徒学級1・2年生の30名による合同スピーチ発表会を開催しました。この発表会は、今年で40回目となる帰国学級独自の伝統ある行事で、日本語力の向上を目指すと共に、一人一人が自分の海外体験をあらためて掘り起こし、その体験が自分にとってどのような意義や価値を持っているのかを確かめる場として位置づけています。まず、進行役の生徒から英語と日本語で紹介された後、五つのグループに分かれて、各自が得意な外国語や日本語でタイトルを述べ、そのあとスピーチを発表しました。生徒たちは、それぞれ海外生活での身近な経験や外国と日本の違い、また現在の国際関係や政治・外交上の様々な課題など、幅広いテーマでスピーチを行いました。帰国生徒ならではの多面的で、ユニークな視点でとらえた興味深い内容で充実した発表交流の場となりました。これらの帰国生徒によるスピーチには今後のグローバル社会で生きる上でのヒントとなるものや、異文化間を行き来し、言葉や文化の違いに直面するなかでいくつもの苦労を重ね、乗り越えてきた強さや自信にあふれたものが多くありました。また改めて海外に映る日本の姿が鋭く述べられており、是非、一般生徒の皆さんにも披露したい作品ばかりでした。今年度は代表者による文化祭のステージ発表はありませんが、今後、学年の取組等を通じて、全校生徒に披露したいと考えています。

帰国生徒スピーチのタイトル紹介 (30名発表順)
「ボランティア活動に見るラオスと日本」「本当にそれでいいの?日本の教育」
「海外と日本の文化の違い」「僕が見てきた貧富の差」「中国での生活を通じて感じたこと」
「パリで文化について感じたこと」「なぜストライキが起きるのか」「教育の違い」
「広がる人種差別への反発」「アメリカの生活で学んだこと」「アメリカの銃問題」
「イタリアと日本の違い~そこから学んだこと」「グーフヘッズ」
「プレゼント」「中国での体験から考えたこと」「インドネシアで学んだこと」
「海外生活で感じたこと」「教育で生まれる日本とアメリカの違い」「ドイツのごみの取組」
「デリバリーから変わる考え方」「『当たり前』ということ」「香港が香港でなくなる日」
「アメリカで学んだこと」「世界の差別問題~僕の経験から~」
「日本とオーストラリアの比較から上下関係について考える」
「教育」「フードロス」「今と昔」「私が知っている『給食』」「六市先生について」
「ボランティア活動に見るラオスと日本」

保護者の感想より…抜粋
・帰国後1年以上が経ち、改めて海外での生活、住んでいた国の歴史や出来事を振り返ったり、新たに調べたりする機会があることはとても良いことだと感じました。その国に住んで生活したからこそ「比べる」ことのできる日本との違いやその国で起きている問題などの解決策などを自分の言葉で考えまとめることができるのだと思います。海外での生活体験を宝物として、これからの世の中が少しでも良くなっていくために未来に役立てて欲しいと思います。

・昨今の厳しい状況下、保護者のためにこのような機会を設けて頂きお礼申し上げます。息子の学校での様子がうかがえる絶好の機会となりました。子どもたちの純粋な視点を通した海外生活の体験は、大人と違い、新たな発見があり、とても興味深いものでした。特に、人種差別に対しての「どうして肌の色で区別するのか?中身は同じ人間なのに」という根本的な問いかけは心に突き刺さりました。先生方のご指導に全幅の信頼を寄せております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。