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 【全般】 SSH研究開発実施計画 (2005.04.01)

研究開発課題

『国際性、論理性、創造性を兼ねそなえた科学技術研究・開発能力の基盤となる理科・数学教育ならびに指導者育成に関する研究開発』

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研究の概要は次の通りです。 

(1)現状の分析と研究の仮説
 4つの目標 
A:国際的環境の中で協同して科学技術の開発を推進する生徒を育てる。
B:論理的思考力を備え,自ら課題を設定して科学技術の研究・開発に創造的に取り組む生徒を育てる。
C:科学技術と社会や自然環境との関係を視野に入れて自らの考えを築く生徒を育てる。
D:国際性・論理性・創造性豊かな理科・数学教育を実践できる先進的教員養成プログラムを構築する。

(2)研究内容・方法・検証
下位課題
(ア)理科・数学教育を通じて豊かな国際性を育む方法の開発。
(イ)高大接続に資するカリキュラムとシステムの開発。
(ウ)より継続的なパートナーとしての大学ならびに外部機関との連携のあり方の開発。
(エ)教科指導からの発展としての自主的創造的活動の開発。
(オ)今日的課題を解決する力を有する理科・数学教員の養成プログラム開発。

10項目の具体策
①海外でのフィールドワーク及び海外の高校生との協同実験プログラムの実施【(ア)】
②大学・研究機関との共同研究による接続教育の開発【(イ)(ウ)】 
③自治体等(京都府等)の教育・研究機関との連携強化【(イ)(ウ)】 
自然科学系クラブなど課外活動の統合的な指導と発表・発信の場の設定【(ア)(イ)(エ)(オ)】
⑤理科・数学境界領域,及び理科の各科目境界領域の教材開発【(イ)】 
⑥本学の院生・教育実習生の課外活動へのパートナー的参加の促進と組織化【(イ)(エ)(オ)】
⑦より相互乗り入れ的な教員養成(教育実習)に関する本学との共同研究実施【(イ)(ウ)(オ)】
⑧本学との特別推薦制による本校-本学の接続的教員養成プログラムの研究開発【(イ)(オ)】
⑨文系教科におけるSSHの観点を取り入れた授業内容再構成【(ア)】 
⑩本学との共同研究による学級風土調査,授業評価等のフィードバック【(ア)~(オ)】

(3)必要となる教育課程の特例
①「理科基礎」,「理科総合A」及び「理科総合B」のいずれも履修しない。
② 「物理Ⅰ」,「化学Ⅰ」,「生物Ⅰ」及び「地学Ⅰ」については履修せず、学校設定科目「生命 科学Ⅰ」(4単位)、「エネルギー科学Ⅰ」(4ないし5単位),設定科目「物質科学Ⅰ」(4な いし5単位)を履修。
③「情報B」を1単位とする。

(4)その他の特記事項
①大学・研究機関等との連携-京都大学各研究科・総合博物館・再生医科学研究所、京都工芸繊維大学と研究室での実験、特別授業など実施。京都工業会、日本鉄鋼協会加盟企業の工場研修などを通じて継続的なパートナー関係を構築する。
②高大接続の改善-大学側の問題意識を取り入れ、協同の教科・科目のカリキュラム開発を行い、授業実践する。高大連携教育を基礎とした入試制度を提案する。
③国際性を高める取組-総合学習としてマレーシアで自然観察などのフィールド学習を実施、英国の教育機関と日英高校生サイエンスワークショップを共催。大学・研究機関との連携の下に課題研究を実施。英国教育機関と連携。

平成17~21年度5ヶ年スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施計画   (平成17年度指定)

研究開発の課題
『国際性,論理性,創造性を兼ねそなえた科学技術研究・開発能力の基盤となる理科・数学教育ならびに指導者育成に関する研究開発』

研究の概要
 研究開発の課題で掲げた「国際性,論理性,創造性を兼ねそなえた科学技術研究・開発能力の基盤」とは,そうした資質をもつ生徒を育成するという意味を持たせています。その実現のためには総合的な知的価値観をもつ人間の形成が重要で,本研究においては理科・数学教育など,直接,科学技術の研究・開発につながる教科科目はもちろん,総合的な知的価値観の立場から文系教科科目も重視する方針です。
研究開発の課題をより具体化するために,5ヶ年を通しての目標として次のA~Dを設定しました。
A 国際的環境の中で協同して科学技術の開発を推進する生徒を育てる。
B 論理的思考力を備え,自ら課題を設定して科学技術の研究・開発に創造的に取り組む生徒を育てる。
C 科学技術と社会や自然環境との関係を視野に入れて自らの考えを築く生徒を育てる。
D 国際性・論理性・創造性豊かな理科・数学教育を実践できる先進的教員養成プログラムを構築する。

 以上の研究開発の課題と目標,及び本校が取り組んできた「国際性を高める取り組み」,「大学や研究所等関係諸機関との連携」をふまえて,先端的な科学技術研究者・開発者の基盤となる理科・数学教育,及び指導者育成に関する研究開発のために,次の,より具体的な5つの課題を設定しました。

課題
(1)理科・数学教育を通じて豊かな国際性を育む方法の開発。
(2)高大接続に資するカリキュラムとシステムの開発。
(3)より継続的なパートナーとしての大学ならびに外部機関との連携のあり方の開発。
(4)教科指導からの発展としての自主的創造的活動の開発。
(5)今日的課題を解決する力を有する理科・数学教員の養成プログラム開発。

このうち,(1)(2)(5)は今回の新しい課題であり,(3)(4)は前回の第一次のSSHから導き出された課題です。
(1)は,特に高校生段階までの理科・数学教育と言語教育とを有機的に結びつけることによって実現しようと考えました。(詳細は5(1)現状の分析と研究の仮説 ア 現状の分析〔高校教育〕②参照)
(2)は,大学入学試験が高校と大学との大きな垣根としてある中で,高校教育と大学教育を橋渡しする教育内容や入学試験制度のあり方の一助となりたいと考えました。
(5)は,SSHでの先進的な教育内容・方法の開発と京都教育大学における理科・数学教員の養成とを有機的に結びつけるもので,教員養成系大学に附属する本校のみが開発できる課題です。

(3)(4)に関連して第一次SSHの成果と課題は次のようにまとめることができます。
(3)「大学・企業,研究機関による指導と連携」を意欲的に展開し,生徒の科学技術の研究開発への関心を高めることに大きな効果がありました(本校生への聞き取り調査によります)。ただ,研究者による外部講師は,計画から実施までの打ち合わせを充分にしても,生徒の理解は必ずしも十分ではなく,効果は限定的でした。このことは外部講師に代表される大学や外部機関との連携が,教育内容・教育方法の両面で教科教育や課外活動との有機的統合という観点での課題を残したことを示しています。
(4)教科・科目の教材開発を中心としたカリキュラム研究開発を行ってきました。その結果,従来にない指導方法・教材開発がなされ,次期学習指導要領の参考資料を提供できる成果を得るとともに教員の教育力は格段に向上しました。しかし,論理性,創造性をより豊かに養うためには,教科指導と課外の自主的創造的活動との有機的な連携・発展の確立が課題として残りました。

具体的な方法は次の10点としました。
①海外でのフィールドワーク及び海外の高校生との協同実験プログラムの実施。
②大学・研究機関との共同研究による接続教育の開発。
③自治体等(京都府等)の教育・研究機関との連携強化。
④自然科学系クラブなど課外活動の統合的な指導と発表・発信の場の設定。
⑤理科・数学境界領域,及び理科の各科目境界領域の教材開発。
⑥本学院生・教育実習生の課外活動へのパートナー的参加の促進と組織化。
⑦より相互乗り入れ的な教員養成(教育実習)に関する本学との共同研究実施。
⑧本学との特別推薦制による本校-本学の接続的教員養成プログラムの研究開発。
⑨文系教科におけるSSHの観点を取り入れた授業内容再構成。
⑩本学との共同研究による学級風土調査,授業評価等のフィードバック。

研究開発の実施規模
平成17年度入学生については学年進行にともない1年生は全員,2年生・3年生は理科系進学希望者全員を対象として実施し,平成15年度・16年度入学生は自然科学コースに在籍する生徒,および普通コースの理科系生徒を対象として実施します。

研究の内容・方法・検証等
(1)現状の分析と研究の仮説
ア現状の分析
〔本校SSHについて〕
「科学技術研究・開発に意欲的・創造的に取り組む人間の基礎をつくる理数教育の研究開発」を研究開発の課題として,平成14年度から16年度に「スーパーサイエンスハイスクール」の指定を受けて取り組んできました。この研究開発では,SSH対象の学級を一学年に1クラス指定することで,理科系ではあっても,SSH対象学級とは異なる教育課程の学級との対比によって研究開発の成果を検証しています。
SSHの教育課程の実施によって生徒の変容に関して次のような成果が得られました。
①理科と数学を有機的に結びつける学習理解の増進。
②自然現象の法則性を解明しようとする積極的姿勢。
③それ以前のデータや成果を活用したアイデアの発揮。
④探究力,論理性,分析力の顕著な伸長。
 これらは本校がSSHの研究開発のために設定した教育課程の妥当性を示すもので,「自然や社会について物事の関連性の中から,生徒が課題を見つけ,高次元で具体的に解決していくプロセスを構築する学習」をある程度実現できたと評価できます。
ただ,教材開発を中心とした研究開発だったために,論理的思考力のもとに自ら課題を設定して様々な工夫や改良を加え,自らの力で創造的に作り出していくための指導法と教科指導との連携を有機的に図ることが,萌芽的な取り組みにとどまり学校全体としては必ずしも十分ではありませんでした。

〔高校教育について〕
①数学や理科教育の問題点は次のように整理できます。
 大学や研究機関で必要とされるに資質に関連して次のような問題がある。
・徹底して論理的思考力を訓練する機会の不足。
・自主的に自然や事物にふれて,そこに課題を発見し解決する経験の不足。
・学校はまだまだ「閉ざされた空間」であり,外部機関との連携による教育が不十分。
・外部機関が導入されても教科指導上の位置づけが不明確で,一過性の投げ込み教材化しており充分に成果を挙げ得ていない。
②言語教育の問題点は次のように整理できます。
 研究者や技術者レベルでは国際交流が活発であるにもかかわらず,大学生レベルでは海外の大学生との意見発表・交換が充分にできないなどの現状が指摘されている。このことは,それ以前の高校教育において
・事実に基づいて考え,それを表現し,相手に明確に伝える方法の習得と経験の不足。
・外国語による意見交流と発表の機会の不足。

〔教員養成について〕
 次代の社会を担う人材育成には,教員とその養成が重要です。本校の副校長・教頭斉藤正治が委員を務めていた内閣府の《総合科学技術会議科学技術関係人材専門調査会》平成16年7月23日付けの報告では,「理科等の授業の質を高め,児童生徒に科学的リテラシーを身に付けさせる」ために教員養成・現職研修関連の諸施策の格段の充実を求めていますが,大学と高校の有機的接続による取り組みは,まだ行われていません。この点は,本校のような教員養成系大学の附属学校でこそ取り組める内容です。

イ仮説
 次の教科編成等の具体的な方法で学校教育を展開すれば,目標として下に掲げた生徒を育成することができると考えました。課題(1)~(5)と具体的方法との主な対応関係は以下の通りです。
①海外でのフィールドワーク及び海外の高校生との協同実験プログラムの実施
………【課題(1)】
・日英高校生サイエンスワークショップの開催
・総合的な学習としてマレーシアでの自然観察などのフィールドワークを含む海外研修の実施
・ハワイ島をフィールドとした総合的自然科学フィールドワークの実施
・タイ国のアユタヤ総合大学附属高校との提携によるテレビ会議システムを利用した共同学習の実施
・英国のスペシャリスト・スクール協会や現地校との協同による「マーズ・プロジェクト(Mars Project)」(火星探査にかかわる高校生対象の科学プロジェクト)の実施

②大学・研究機関との共同研究による接続教育の開発………【課題(2)(3)】
・高大接続のためのカリキュラム開発
・カリキュラムに位置づけるために高校教員との綿密な打ち合わせに基づいた研究者の講義の充実
・大学研究室や企業の研究機関との連携による科学実験プログラムとキャリア教育の融合
・e-教室による双方向教育での教育プログラムの実施

③自治体等(京都府等)の教育・研究機関との連携強化………【課題(2)(3)】
・京都府内のSSH校との連携
・地域の高等学校への情報発信と連携
・地域の小中学校への情報発信
・関西学術文化研究都市の諸機関との連携
・京都市青少年科学センター事業との連携

④自然科学系クラブなど課外活動の統合的な指導と発表・発信の場の設定
………【課題(1)(3)(4)(5)】
・文化祭,総合的な学習などでの課題解決学習の成果発表(海外研修旅行など)
・本学院生,実習生のパートナー的参加・指導
・本学環境教育実践センターとの連携的指導
・京都大学主催関西テクノアイデアコンテストへの積極的応募
・数学・物理・化学オリンピックなどコンクール,研究発表等への積極的参加

⑤理科・数学境界領域,及び理科の各科目境界領域の教材開発………【課題(2)】
・理科領域での数学の活用
・フラクタルなど理科領域を意識した数学授業の展開
・物理・化学とものづくり,生物と物理・化学との境界領域の教材開発

⑥本学の院生・教育実習生の課外活動へのパートナー的参加の促進と組織化
………【課題(2)(4)(5)】
・本学院生や実習生が授業やクラブ活動を通じて生徒の探究的活動を継続的にパートナーとしてアドバイス・指導
・そのことを通じて,本学院生や実習生が探究的指導方法を習得

⑦より相互乗り入れ的な教員養成(教育実習)に関する本学との共同研究実施
………【課題(2)(3)(5)】
・本学教員による本校での授業やクラブ活動への継続的指導
・本校教員が本学院生・実習生を大学での教科教育授業の場などを通じて指導の拡大
・現職教員の院生と共同研究
・大学教員と高校教員による課題探究的活動プログラムの構築

⑧本学との特別推薦入試制度による本校-本学の接続的教員養成プログラムの研究開発………【課題(2)(5)】
・特別推薦入試制度に必要な接続的カリキュラムの開発研究
・SSH教育および接続カリキュラムを受けた生徒について,教員養成系大学(本学)の教育下での変容をその他の学生と継続的に比較追跡調査し,SSHとの関連を分析
・上記の調査・分析を小学校教員志望者と中等教育教員志望者との比較において実施

⑨文系教科におけるSSHの観点を取り入れた授業内容再構成………【課題(1)】
・人間や自然環境を体系的にとらえ,国際的視野も含めて,自分の主張を明確,かつ論理的に展開する力を育成する力の観点からの再構成

⑩本学との共同研究による学級風土調査,授業評価等のフィードバック
………【課題(1)~(5)】
・年間2回程度の学級風土調査,授業評価を実施して解析
・抽出した生徒を対象として聞き取り調査を実施して解析
・教師の変容を調査し解析

(2)研究内容・方法・検証
ア研究内容と方法
 平成16年度以前の入学生は1学年1クラスの自然科学コースを設置して理科系教育を実施。4クラスは普通コースとして2年から文系・理系に分かれて学習します。
平成17年度入学生から教育課程を変更し,数学・理科・国語・英語・地歴の各科目の単位数を増加させた。また,科目内容の構成にあたっては,第一次のSSHの研究開発で得られた成果を利用して,数学・理科を中心に学校設定科目を置いて,理科系生徒全員を対象とした研究開発を実施します。(カリキュラム表を参照してください。)

各教科の指導方針
【理科】
 理科の各領域において,第一次SSHでの研究成果を踏まえ,より研究のねらいを達成できる教材を配置して指導を行います。特に,外部の研究機関および製造現場との連携,高大接続の取り組み,国際性の導入,科学クラブの充実をはかりつつ指導を行います。
高大接続については,京都教育大学や京都大学・京都工芸繊維大学・京都府立大学をはじめとする大学接続・連携を強化していきます。国際性の導入については,海外教材の取り入れや英文文献を利用した学習を展開していきます。科学クラブの充実については,理科の各領域の教員および京都教育大学教員のもとで継続的指導を行い,対外的な発表を行っていきます。
以下に各科目での指導方針をあげます。

 「生命科学Ⅰ」「生命科学Ⅱ」
広く生命現象に目を向けさせ,そのふしぎを探究させるとともに,分子レベルでの説明を試みる。さらに,個体レベルでの生命現象と自然環境の関係の理解を深める。

 「物質科学Ⅰ」「物質科学Ⅱ」
日常生活の中で活躍する材料に目を向けさせ,合成と分析を通して考察を深め,反応のしくみを理解させる。これら一連の過程を通して「ものづくり」への指向に結びつける。
 「エネルギー科学Ⅰ」「エネルギー科学Ⅱ」
自然界に隠れている基本的な原理や法則を,理論的手法や実験的手法を用いて解き明かし理解する生徒を育てる。またその応用としての科学技術への造詣を深める。

【数学】
 数学の各科目において第一次SSHの研究開発で得られた成果をふまえて,研究課題および目標を実現できる教材を配置して指導を行う。特に,数学の教育内容における高大接続の改善,国際性を視野に入れた共同授業の推進,数学クラブの充実によるコンテスト応募などを推進する。理科との境界領域の教材開発を引き続き進める。

「高大接続」
①厳密な論理展開と論理的推論により結論を導く力を高める取り組み
高校数学と大学数学との大きなギャップを乗りこえるために,厳密で長い論理を展開する能力,抽象的な事項の理解力などの育成が求められる。その為の適切な教材を開発するが,このような取り組みが,数学クラブでの活動と結びつくものである。
②理科実験と高校生レベルの数学を用いた理論展開を有機的に繋げて行い,数学が自然現象や法則の解明を経験させる取り組み
大学では科学技術の道具の一つとして利用される数学の役割を理解させ,それをより一層高める取り組みを行う。
③研究機関との連携
国立情報学研究所の協力の下にe-教室での事業に参加し,バーチャルな空間での双方向学習を推進して,数学的思考力育成を図ると共にその検証を行う。

「国際性」
タイ王国のアユタヤ地域総合大学附属高等学校との間でテレビ会議システムを利用した共同学習を行う。海外の生徒とのコミュニケーションを実際に経験させて,国際的に情報交換を行う能力を育てる。

「数学クラブ」
より高度な数学的能力の開発を目指す。その為に,数学オリンピックの問題に代表されるような,直観力と論理展開力を必要とする問題に取り組ませる。また,数学オリンピックに参加し,より高次の成績を収めるように指導する。また,近隣校と協力して取り組みを推進する。

以下に各科目での指導方針の特徴をあげる。
 「数学Ⅰ」「数学A」
三角比・三角関数を統合して学習する。複素数・平面図形を早期に学習。
数学専用計算機を使用する学習を適宜行う。

 学校設定科目「解析Ⅰ」,「代数・幾何」
指導要領範囲外の厳密な定理の証明を随所に導入する。
海外との共同学習を適宜行う。

 学校設定科目「解析Ⅱ」「数学演習γ」
指導要領範囲外の厳密な定理の証明を随所に導入する。

 学校設定科目「応用数学」
「自然科学から数学をつくる」「自然科学で数学をつかう」,「情報リテラシーの向上」を目標としてフラクタルを教材化。

《数学・理科以外の教科》
【国語科】
 「現代」(およびその始源である「近代」)における自然・社会・人間をめぐる諸事象について論じられた文章を学習することにより,自己を取り巻く世界を構造的・体系的に分析・把握するための,論理的思考力ならびに読解力の育成に努め,自己の主張を明確かつ理論的に展開する力を身に付けさせる。なお,目標達成のため以下の諸点に留意する。
①読解のポイントを提示し,生徒が自ら考えるという主体性を確保する。
②日常的な具体例を提示し,生徒が身近な問題として捉えるようにする。
③周辺的・連関的な事柄について補助資料を提示し,思索の裾野を広げる。
④各教材ごとにレポート作成等を課し,生徒の自主学習を促す。

【地歴科】
 「日本史」
技術の伝播が社会に与えた影響,在来技術の改良による世界水準への到達,東アジア世界での日本の科学技術の位置づけなどにも留意して授業を構成。

 「世界史」
前近代の世界の諸地域で芽生えた自然科学の諸相,近代では科学革命と2次にわたる産業革命が人類に与えた影響,現代においては科学技術と国家の関わりなどを視野に入れて授業を構成する。

 「地理」
自然環境や科学技術の発達と人間生活との関わりに焦点をあてることで,地域や事象の特色や変容を捉える授業を構成する。

【公民科】
 学校設定科目「科学と哲学」
科学的思考と哲学的思考との違いや真理探究の方法などを追究させ,現代の当面する生命倫理などの課題に意思決定ができる力を培う。

 「現代社会」・「政治経済」
日本や世界で現実に生起している社会的な問題や課題を科学的に考察させると同時に,国際社会の中での多様な価値の共存を前提とした相互交流の重要さを理解させる。

【英語科】
①科学的な内容を論じた英語文献を読み,その諸事象を理解する。さらに仮説,検証,分析,結論という典型的な論説文形式に習熟し,英語表現での論理の展開を追いながら理解する能力の習得を目指す。
②英語を道具として使い,自らの主張を論理的に文章表現あるいは口頭表現でアウトプットする能力の習得を目指す。そのためには,論理的な主張を展開できる能力を高めるための授業を行う。理科・数学の授業や国際共同実験プログラム,外国との共同授業にALTも関わり,表現力のより正確な習得をめざす。

【保健体育科】
 「保健」
健康や生命倫理に関わる内容を理科教育との連携の下に展開して,科学技術と生命や環境,健康と身体などとの関わりに対する理解を深める。それにより知識を統合と生活に応用する力を形成する。具体的には生命倫理(脳死,臓器移植,性教育等),健康(薬物,医薬品問題など),環境問題。
 「体育」
物理的現象としてとらえた身体運動学,運動力学,スポーツなど。

【家庭科】
 科学技術とその社会のあり方に深く関わって,今後,理科教育の分野と連携して,身近な生活での自然科学の役割や自然科学分野に繋がる職業観の育成などを視野に入れた授業を行う。具体的には生命・親の育成と生命科学,食品・栄養と物質科学,住生活とエネルギー科学・物質科学,家庭排水と環境学・物質科学などが単元として考えられる。

【情報科】
 理科・数学・英語との連携の下に,データ処理・分析ならびにプレゼンテーション能力の育成をめざす。社会の中で情報技術の果たしている役割を認識し,積極的にそれを利用していこうとする生徒を育てる。

イ評価・検証
京都教育大学教育学部教育学科の教育評価を担当する教員の協力を得つつ,現在実施している評価法のもとに評価・検証を行い,評価方法そのものの改善も行います。
「研究開発全体の評価・検証」
①生徒の変容を統計学手法に基づいて分析する教育評価法による。
②実施時期・対象
実施する時期は1学期末および3学期(最短でも3ヶ月以上の時間をおく)。
対象は1年では生徒全員,2・3年では理科系に在籍する生徒全員。
③内容
「関心・意欲」などの態度形成に関わるもの。
④聞き取り調査を統計的手法と並行して実施。
統計学的手法と相互補完的に分析を行う。
⑤学力調査
各教科が実施する以外に模擬試験など全国的なデータとの比較を行う。
⑥対外的なコンクールなどの対外活動への応募・入選状況も検証の傍証となる。
⑦教員の変容
内容は教育リテラシーに関わる内容とする。

「教科指導の評価・検証」
①調査項目内容と時期
(a)知識・理解,(b)興味・関心,(c)科学的思考・態度,(d)創造的思考・態度について,年度当初と年度末におけるアンケートの実施と定量化。
② 調査方法
ⅰ実習レポート毎に(a)~(d)の観点による生徒評価の定量化。
ⅱ おもに(a)の観点による,定期考査毎の得点の定量化。
ⅲ (a)~(d)について,集団としての変容を指標として学年毎に評価。
ⅳ生徒への聞き取り調査
③ 調査結果を受けた科目毎の改善検討。
以上のような観点で検証を加えます。

(3)必要となる教育課程の特例
平成17年度以降入学生
①「理科基礎」,「理科総合A」及び「理科総合B」のいずれも履修しない。
②「情報B」を1単位とする。
③2年生自然科学系
「物理Ⅰ」,「化学Ⅰ」,「生物Ⅰ」及び「地学Ⅰ」については履修しない。
④特例を設定する理由
学習指導要領総則第3款「1必履修教科・科目」の(6)理科のうち「理科基礎」,「理科総合A」,「理科総合B」,「物理Ⅰ」,「化学Ⅰ」,「生物Ⅰ」及び「地学Ⅰ」のうちから2科目(「理科基礎」,「理科総合A」及び「理科総合B」のうちから1科目以上を含むものとする。)の条件を適用しない理由は以下の通りです。
物理Ⅰについては学校設定科目「エネルギー科学Ⅰ」,化学Ⅰは学校設定科目「物質科学Ⅰ」,生物Ⅰについては学校設定科目「生命科学Ⅰ」として,それぞれ内容を再編成して履修する。これらの学校設定科目は,本校の研究開発が学習指導要領の内容をもとに,より広範囲の内容を学習することで進めているためである。また,自然科学系のすべての生徒に「エネルギー科学Ⅰ」(物理Ⅰ),「物質科学Ⅰ」(化学Ⅰ),「生命科学Ⅰ」(生物Ⅰ)を履修させるので「理科総合A」の内容を学習することによります。
数学については数学Ⅱ,数学B,数学Ⅲ,数学Cを再編成して学校設定科目「解析Ⅰ」「代数・幾何」「解析Ⅱ」「数学演習γ」として実施します。
情報については,「家庭総合」に「情報B」に関連する内容を含む形で実施します。

研究計画・評価計画
(1)教科の教育内容
 教育活動の中心となる各教科・科目の指導は,「5.(2)ア研究内容と方法」で述べた指導方針に基づうた内容で実施します。その際に,本校の研究開発の課題を実現するための5つの課題,及び次に記す各年次ごとの目標と関連させた実施します。また,外部講師による特別授業については教育課程の中での位置づけ,事前の内容調整,評価など外部講師と高校側教員の継続的な協議,実施後の評価を重視します。教科・科目での指導が課外活動の契機となるように配慮して展開します。

(2)各年次ごとの目標
 「3.研究の概要」で掲げた(1)~(5)の設定課題を実現するために,次のような年次計画の概要と各年次での具体的項目の進展目標を設定しました。
第一年次各課題の基盤となる研究開発や調査を実施し次年度以降の展開に備える。
第二年次基盤となる研究をもとに発展展開させる。特に高大接続と国際性の涵養については実践を伴いながらより高度な段階を目指す。
第三年次具体的事業を質的・量的に充実させる。高大接続についてはカリキュラムの充実と進路開発の開拓を具体化させる。国際性の涵養については新たな事業も立案し試験的に実施する。教員養成(特別推薦制度)については実施段階を目指す。課題研究については継続的指導の成果を発表会・コンクール等で成果を問う。
第四年次各課題についてのこれまでの実績をもとに全項目を全面的に実践展開することで成果を確立させる。そのことで研究開発の検証と評価を実施する。特に,外部機関との継続的連携については他の4つの課題との関連で評価する。
第五年次前年次までの評価をもとに全項目の改善をしつつまとめを実施し,全国的
な公開・発信・普及活動を行う。

(3)各課題の年次ごとの進展目標
(ア)「理科・数学教育を通じて豊かな国際性を育む方法の開発」に関して
第一年次
aイギリスでの日英サイエンスワークショップの企画・実施  京都府SSH各校との連携
bタイ国アユタヤ地域総合大学附属高校とのテレビ会議システムを用いた共同授業の開発
c総合的な学習としての「マレーシア研修旅行」での自然観察などのフィールド学習の実施
d理科及び英語科ALTとの協同授業による授業開発

第二年次
a日本での日英サイエンスワークショップの企画・実施
京都府SSH各校との連携と事前学習会
bタイ国アユタヤ地域総合大学附属高校とのテレビ会議システムを用いた共同授業の実施
cハワイ島研修の準備
天文,火山(地質),熱帯植物,海洋生物,考古学などにおける開発
d英国スペシャリスト・スクール協会との連携による「マーズ・プロジェクト(Mars Project)」実施に向けての準備
e総合的な学習として「マレーシア研修旅行」での自然観察などのフィールド学習の実施と改善
f理科及び英語科ALTとの協同授業による授業開発
英語文献を利用した授業の開発

第三年次
aイギリスでの日英サイエンスワークショップの企画・実施
日英理科教員の理科教育に関するワークショップの併催企画
bタイ国アユタヤ地域総合大学附属高校とのテレビ会議システムを用いた共同授業
英語によるプレゼンテーションと質疑の応答
cハワイ島での総合的フィールド学習の試験的実施
d英国スペシャリスト・スクール協会との連携による「マーズ・プロジェクト(Mars Project)」実施に向けての具体化
e総合的な学習として「マレーシア研修旅行」での自然観察などのフィールド学習の実施と改善
f理科及び英語科ALTとの協同授業による授業開発
理科学習での英語によるプレゼンテーション

第四年次
a日本での日英サイエンスワークショップの開催
SSHに関するシンポジウム併催
実施形態の評価と改善
bタイ国アユタヤ地域総合大学附属高校とのテレビ会議システムを用いた共同授業
実施内容の評価と改善
cハワイ島での総合的フィールド学習の実施
d「マーズ・プロジェクト(Mars Project)」実施による英国スペシャリスト・スクール協会との連携強化
e総合的な学習として「マレーシア研修旅行」での自然観察などのフィールド学習の実施と改善
f理科及び英語科ALTとの協同授業による授業開発
実験からプレゼンテーションまでの一貫した授業の確立

第五年次
aイギリスでの日英サイエンスワークショップの開催
成果の公開と普及
bタイ国アユタヤ地域総合大学附属高校とのテレビ会議システムを用いた共同授業
成果の公開と普及
cハワイ島研修の実施
実施内容の改善と評価
dイギリスの科学教育プロジェクトとの連携
e総合的な学習として「マレーシア研修旅行」での自然観察などのフィールド学習の実施と改善
f理科及び英語科ALTとの協同授業による授業開発
成果のとりまとめとシステムの公開

(イ)「高大接続に資するカリキュラムとシステムの開発」に関して
第一年次
a大学の授業へスムーズに移行できる高校のカリキュラム開発
数学・物理・化学・生物領域の改善・開発
b第一次SSHで実績のある同志社大学,関西大学との連携講座を通じたAO入試開発
c京都教育大学との特別推薦入試研究開発
d京都大学,京都工芸繊維大学,立命館大学,同志社女子大学との接続教育の開発

第二年次
a大学側の問題意識を取り入れたカリキュラム開発
数学・物理・化学・生物領域についてのモデル構築と相互意見交換
b京都教育大学との特別推薦入試制度の構築
c近隣各大学のうち,接続教育の実施を前提とするAO入試に関する条件整備

第三年次
a大学教員ならびに研究機関研究者によるカリキュラムに含まれた形での授業実践
b京都教育大学との特別推薦入試制度の実施
c近隣各大学との接続教育をもととしたAO入試の試験的実施

第四年次
a大学教員ならびに研究機関研究者によるカリキュラムに含まれた形での授業実践の評価作業と整備
b京都教育大学との特別推薦入試制度改善と評価  当該学生の勉学状況などの調査
c近隣各大学との接続教育をもととしたAO入試の試験的実施に伴う改善と再実施

第五年次
aカリキュラム案の公開と普及事業
b京都教育大学との特別推薦入学制度のモデル化と評価  学生の勉学状況ならびに中学教育への影響評価
c近隣各大学による接続教育をもととしたAO入試の正式実施

(ウ)「より継続的なパートナーとしての大学ならびに外部機関との連携のあり方の開発」に関して
京都大学,京都工芸繊維大学,京都府立大学,同志社大学,関西大学,京都教育大学などの近隣の大学ならびに京都工業会,日本鉄鋼協会などの産業界,さらには海外の教育機関との継続的な連携は多岐の項目にわたるが,それらの各年次の概要は次のようになります。
第一年次
a国際性の涵養の領域では,第一次SSHの成果をもとに連携機関の開発と関係拡大に取り組む
b高大接続,課題研究の領域では,第1次SSHの成果をもとに開発
d教員養成の領域では,本学との具体的研究課題を設定

第二年次
a国際性の涵養の領域では,連携機関と協力して実施内容の開発ならびに改善
b高大接続の領域では,カリキュラム開発を大学側の問題意識をもとに開発
c課題研究の領域では,研究室訪問などを通じてキャリヤ教育などへの関心を高める
d教員養成の領域では,本学との特別推薦入試制度を開発

第三年次
a国際性の涵養の領域では,対象国の関係機関との恒常的な関係構築の模索
b高大接続の領域では,カリキュラムに組み込まれた授業実践
近隣各大学との接続教育をもととしたAO入試の試験的実施
c課題研究の領域では,大学・研究機関での集中的実験プログラムを充実
d教員養成の領域では,本学との特別推薦入試制度を実施
生徒の探究活動そなどへの本学院生・学生の継続的参加による実践

第四年次
a国際性の涵養の領域では,対象国の関係機関との取り組み内容に関する相互評価の交流
b高大接続の領域では,関係諸機関と協同したカリキュラムの実践に対する評価作業
近隣各大学とのAO入試の改善
c課題研究の領域では,諸コンクールへの応募内容などをふまえた関係諸機関との,取り組みに対する評価
d教員養成の領域では,本学との特別推薦入試制度による入学生の勉学状況等をふまえた評価の実施

第五年次
a国際性の涵養の領域では,前年次までの関係諸機関との評価をもとに改善を図り,成果の公開・発信・普及
b高大接続の領域では,前年次までの関係諸機関との評価をもとに改善を図り,成果の公開・発信・普及
近隣各大学のAO入試の正式実施
c課題研究の領域では,前年次までの関係諸機関との評価をもとに改善を図り,成果の公開・発信・普及
d教員養成の領域の領域では,本学との特別推薦入試制度の評価をもとに改善を図り,成果の公開・発信・普及

(エ)「教科指導からの発展としての自主的創造的活動の開発」に関して
第一年次
a京都教育大学附属環境教育実践センターでの長期にわたる観察・実習の開発
b京都教育大学院生・学生や第一次SSH対象の卒業生による探究的活動への支援開発
c複数教科による共同授業をもとにした科学技術の広い分野への応用的学習の開発
d化学オリンピック・物理オリンピック・数学オリンピックへの参加
京都大学VBL関西テクノアイデアコンテストへの応募
「科学の祭典」などへの参加

第二年次
a大学や研究機関での集中的な実験プログラムの実施とキャリア教育との連携を開発
b京都教育大学附属環境教育実践センターでの長期にわたる観察・実習の発展
c京都教育大学院生・学生や第一次SSH対象の卒業生による探究的活動への支援展開
d複数教科による共同授業をもとにした科学技術の広い分野への応用的学習の発展
e化学オリンピック・物理オリンピック・数学オリンピックへの参加
京都大学VBL関西テクノアイデアコンテストへの応募と「科学の祭典」などへの参加と育成システムの開発

第三年次
a大学や研究機関での集中的な実験プログラムの実施とキャリア教育との連携の発展
b京都教育大学附属環境教育実践センターでの長期にわたる観察・実習の成果公開
c京都教育大学院生・学生や第一次SSH対象の卒業生による探究的活動への支援確立
d複数教科による共同授業をもとにした科学技術の広い分野への応用的学習の改善
e化学オリンピック・物理オリンピック・数学オリンピックへの参加
京都大学VBL関西テクノアイデアコンテストへの応募,「科学の祭典」などへの参加と応募先の拡大,育成システムの充実

第四年次
a大学や研究機関での集中的な実験プログラムを実施とキャリア教育との連携の改善
b京都教育大学附属環境教育実践センターでの長期にわたる観察・実習の改善と確立
c京都教育大学院生・学生や第二次SSH対象の卒業生による探究的活動への支援改善
d複数教科による共同授業をもとにした科学技術の広い分野への応用的学習の評価
e化学オリンピック・物理オリンピック・数学オリンピックへの参加
京都大学VBL関西テクノアイデアコンテストへの応募,「科学の祭典」などへの参加と育成システムの改善

第五年次
a大学や研究機関での集中的な実験プログラムの実施とキャリア教育とも連携システムの公開
b京都教育大学附属環境教育実践センターでの長期にわたる観察・実習のまとめと公開,普及
c京都教育大学院生・学生や第二次SSH対象の卒業生による探究的活動への支援のまとめと公開,普及
d複数教科による共同授業をもとにした科学技術の広い分野への応用的学習の公開・発信・普及
e化学オリンピック・物理オリンピック・数学オリンピックへの参加
京都大学VBL関西テクノアイデアコンテストへの応募,「科学の祭典」などへの参加
育成システムのまとめと公開・普及

(オ)「今日的課題を解決する力を有する理科・数学教員の養成プログラム開発」に関して
第一年次
a京都教育大学院生・学生がSSHの授業にTA等として参加し,教育現場における良質な探究学習・探究活動の実践に参加するプログラムの開発
b京都教育大学院生・学生がリーダー的存在として生徒とともに,継続的な課外の探究活動を行うシステムの開発
c教員養成の領域では,本学との具体的研究課題を設定

第二年次
a京都教育大学院生・学生がSSHの授業にTA等として参加し,教育現場における良質な探究学習・探究活動の実践に参加するプログラムの発展
b京都教育大学院生・学生がリーダー的存在として生徒とともに,継続的な課外の探究活動を行うシステムの発展
c京都教育大学理学科等,教科教育学分野との連携による探究学習・探究活動の教材・プログラムの開発
d京都教育大学(理科・数学・産業技術専攻)への推薦入試制度の開発

第三年次
a京都教育大学院生・学生がSSHの授業にTA等として参加し,教育現場における良質な探究学習・探究活動の実践に参加するプログラムの確立
b京都教育大学院生・学生がリーダー的存在として生徒とともに,継続的な課外の探究活動を行うシステムの確立
c京都教育大学理学科等,教科教育学分野との連携による探究学習・探究活動の教材・プログラムの確立
dSSHと連携した京都教育大学(理科・数学・産業技術専攻)への特別推薦入試の実施

第四年次
a京都教育大学院生・学生がSSHの授業にTA等として参加し,教育現場における良質な探究学習・探究活動の実践に参加するプログラムの改善
b京都教育大学院生・学生がリーダー的存在として生徒とともに,継続的な課外の探究活動を行うシステムの改善
c京都教育大学理学科等,教科教育学分野との連携による探究学習・探究活動の教材・プログラムの改善
d京都教育大学(理科・数学・産業技術専攻)への特別推薦入学生の追跡調査

第五年次
a京都教育大学院生・学生がSSHの授業にTA等として参加し,教育現場における良質な探究学習・探究活動の実践に参加するプログラムのまとめと公開および普及
b京都教育大学院生・学生がリーダー的存在として生徒とともに,継続的な課外の探究活動を行うシステムのまとめと公開および普及
c京都教育大学理学科等,教科教育学分野との連携による探究学習・探究活動の教材・プログラムのまとめと公開および普及
d京都教育大学(理科・数学・産業技術専攻)への特別推薦入学生のモデル化と評価

(カ)「成果の公開・共有,評価・検証と研究内容改善への取り組み」に関して
次の諸項目を,5年間を通じて,適宜改善を加えつつ実施します。
a大学主催公開講座などへの積極的参加により高校生・中学生への成果の還元を図る
b京都府の各教科の教育研究団体での報告
c研究成果のHP上での公開
d公開研究会で成果を発表し評価を求める。
e第一次SSH対象の卒業生に対して大学の教育内容との関わりで調査を実施して教育内容の改善に資す
f新しい教育課程を視野に入れた教育内容・構成素案の提言
g5(2)で述べた評価・検証を実施