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お知らせ第5回 いいとも講演会・いいとも秋を愛でる会 報告
日・時:11月11日(土)午後1時半~3時
講師:井谷恵子先生(副学長・体育学科教授)
場所:図書館2階研修セミナー室
演題「超高齢化社会の到来と体育・スポーツ政策 ―健康・スポーツ・教育・町づくりをつなぐ― 」
参加者16名で、井谷先生の日本の将来の町づくりに関わる身体文化論に聞き入った。
講演の結論は、次の2つ。
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オルタナティブな21世紀型身体文化へ。
現在、日本の人口は減り続け、8年後に、団塊世代が75歳以上になる超高齢化社会がやってくる。人口が減り、高齢者が増えるという縮小社会の到来である。新しい社会に向けて教育をそして社会を考え直す時代に来ている。縮小を前提とした持続可能な社会づくりが求められている。今の競技スポーツ加熱機運では、運動参加の格差が広がり、生涯スポーツには繋がっていかない。これからは「他に勝る、より速くより遠くへ、頑張る、結果」よりも「人と比べない。うまく運動しようと思わない。無理せず自分のペースを守る。自分の身体と対話しよう。」が必要である。将来は、人々が健康的で活動的な生活ができるようになる基盤のある社会が望ましい。
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持続可能で包摂的な社会へ
ある女子学生の話。自分は運動神経が鈍くて何をやっても目を覆いたくなるほどヘタだった。だから体育の授業が嫌で、本当に恐ろしい時間だったという。うまいヘタがわかるスポーツ競技を中心にしている授業が多いからなのか、今の高校生は男女ともに運動をしない。特に20歳代の女性は【運動不足】が問題だという。「なぜ、二重跳びや逆上がりができないといけないの?」という疑問が子どもの側から出てくるのも、日本の体育科教育の問題点ではないか。
持続可能で包摂的な社会に生きる為には、次のような視点を持って、教育をすべきではないか。つまりこれからの体育の授業では、「人の運動の基本的な動きを発達させていく。たとえば、登る、運ぶ等、いろんな動きを身につける。」「体育の授業では、身体と動きに関わる多様な価値について学ぶ」「生きる為の身体づくりをする多様な運動をすべき」だと。
そして、こんなことが大事だと思うとして3つあげられた。
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身近な運動環境づくり(公園などに基本的な動きを鍛える施設がある)
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包摂的な町づくり(子どもも、高齢者も、障がい者も、子育て家族も一緒になって)
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生活に密着した安全なスペースづくり(北欧にあるような、町中に日常生活で使える自転車専用レーンのある町づくり)
第19回「写真展」盛会の内に終了19回目を迎えた同窓会主催の「写真展」は、11月10日(金)~11月13日(月)まで大学祭(藤陵祭)期間を含んで4日間開催しました。今年度は、同窓生と一般の写真愛好家26名から51点の作品が集まり、多くの方にご来観いただきました。最終日には恒例の勉強会を行い、国際写真連盟会長の藤井晶夫先生にご講評いただきました。来年度も開催を予定しておりますので、多くの方々から作品の応募をお待ちしております。
あったかトークショップで先輩と交流去る10月24日(火)社会人(学校現場や企業)として活躍されている先輩と気軽にお話しできる「第6回あったかトークショップ」を開催しました。今年度は、学生会員の専攻代表が企画・運営に当たった記念の開催となりました。F16講義室に全員が集まり、初めに6名の講師が質問に答える形で順々に自己紹介を行いました。その後、グループに分かれ、講師を囲んで話し合いました。午後6時開催で、参加者にとって負担もあったかと思われますが、社会人となった先輩から貴重なお話を聞き、交流できたことは大変有意義な経験になったことでしょう。関係の皆様ご苦労様でした。
「小・中学校管理職と大学・同窓会との集い」開催8月26日(土)、京都府・市の小中学校及び教育委員会の管理職の方々に集まっていただき、大学・同窓会との集いを開催しました。現場での本学卒業生の様子について、また教員に求められる資質と大学・現場の役割などについて意見交流をしました。この会は、今年度で5回目になります。元々は学校現場における同窓会会員の把握や組織の充実が目的でしたが、大学と同窓会及び学校現場との連携を深め、それぞれの充実・発展に向けて話し合うようになってきました。
1回生の専攻代表者会を開催今年度入学の専攻代表13名が決まり,去る7月26日(水)に1回生の第1回専攻代表者会を開催しましました。11名の代表が出席し、初めに,瀧口同窓会会長から歓迎のあいさつがありました。続いて,参加者全員が自己紹介を行い、専攻代表者からは,同窓会活動への期待と積極的な思いが聞かれました。その後,2名の学年幹事が自主的な話し合いで直ちに決まりました。これから、2回生と共に積極的に活動してほしいと期待しています。
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