京都教育大学附属桃山中学校
つゆくさアルバム 2016


3月3日(金)
平成28年度第2回公開講座(桃山オープンセミナー)を行いました
〜熊本日日新聞論説主幹の高峰武氏をお招きして 「61年目の水俣へ」〜
 3月3日に、今年度第2回目の公開講座として、熊本日日新聞論説主幹の高峰武氏を熊本県よりお招きして、「61年目の水俣へ」と題して、講演を行いました。高峰氏は「水俣病を知っていますか」(岩波ブックレット)など、多数の著書を執筆しておられ、講演では長年の水俣病に関する取材を通しての貴重なお話をうかがうことができました。また、昨年4月に発生した熊本地震に関しても写真等を交えて、災害状況やその恐ろしさについてお話をしていただきました。
 60年前、水俣病の被害と思われる事象が発生していたにもかかわらず、多数者の利益優先と無関心のなかで、見過ごされ十分な対策がとられないまま、その被害の拡大と問題の複雑化が進み、未だに解決していない大きな問題となっていることを指摘され、これまでの取材の中で出会った被害者や支援者の生き方や思いを紹介しながら、その問題の大きさについて語られました。そして、水俣病61年目を迎えて、この失敗に対してこれからの教訓としてどう向き合わなければならないか、そして3.11への問題意識も含めて「自分のこととして考える」ことの大切さを、冷静にかつ熱く語られ、氏の言葉の重さをかみ締めた貴重な時間となりました。参加していた1年生からも多くの質問があり、質疑応答を通して、あらためて考えが深まっていく充実した講演会となりました。ご参加くださいました保護者の皆様、ありがとうございました。
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