水琴昔の庭の排水装置 (甕に一旦ためて、徐々に染み込ませていく) 


 それまでは自然排水(地面に染み込ませてしまう)であったが、お茶会などを 開いた時、大勢の人が手を洗うことになるので地面が水浸しになり、染み込まなくなっていたので、水琴窟が作られた。

昭和末期や平成に作られ、なおかつ「水琴窟」と紹介しているものは、ただ単に「話題のものを自分の庭にも作ろう」という魂胆で作られているものも多い。(ただし、必ずしもそうとは限らない)

  

良い水琴窟の3大条件   良い甕…主に素焼きの甕が使われる

                     (その為、陶磁器の生産地に多い)
                                下の土ごしらえ
                                甕の周りの石で作られた空間

   (しかし)  あまり排水性が良すぎると、すぐ水が染み込むので音がしない。

  良い音が聞こえる水の高さ
   ものによって高さが違う。それは、きっと甕の大きさが影響しているのだろう。
   ここ、苔涼庭の二つの水琴窟を例にあげます。
   手前の水琴窟のほうが低い→奥の水琴窟より小さい
   水が落ちる所から落下地点までの距離が遠ければ遠いほど、水に加速度がつく。
   つまり、水琴窟でいうと「水が落ちる所から落下地点までの距離」は、
   甕の縦の大きさ=甕の大きさに関係するというわけである。
   そして、同じ「良い音が聞こえる水の高さ」ということなら、大きいものは加速度が
   つきすぎるので高さが高く。小さい物は逆に加速度がつくように高さが低くなるのだろう。