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質疑応答

○皆さんに先にもらった質問で、日本はこれからもどんどん輸入するのか?というのがありました。
実は、昨日「食料・農業・農村基本法」という新しい法律が国会を通りました。この法律は皆さんとも関係があるんです。さっきお話した食料自給率について、これを向上させる目標を決めるということが書いてあります。また、そのために生産側と消費側お互いの努力をしていこうということになっていて、消費者の努力ということも書かれています。みんな、自給率なんか関係ないと思っていても、みんながご飯を食べなければ、
自給率はどんどん下がっていきます。まさに、みんなの行動が自給率を決めていくといっても良いのです。
そういうことも1日のうちに少しは、考えてみて下さい。

○日本食のメリット、デメリットということについても質問がありました。
昔ながらの伝統食には大きなデメリットが1つあります。それは、「量」の問題です。
十分に食べられない人がいました。そのため、乳児死亡率なども高く、感染症なども多く平均寿命も短かったのです。ただし、食べられるようになってからは、今度はどんどん洋風の食べ物が増えて、新しい病気が出てきてしまいました。
漬け物など塩分の取りすぎで、高血圧になって・・・という問題はありましたが、発酵食品にはその他の良い点もあります。また、今は野菜を漬け物だけからとるということはないと思いますので、塩分の取りすぎをそんなに気にすることはないと思います。

○食事の回数についての質問もありました。1日3回がよいのか、2回なのか。
みなさんは、成長期なのだから、3食きちんと食べることが必要です。朝、ご飯が入るような生活(睡眠・運動)をすることが大切です。
夕飯は、何時くらいにとりますか?
−6時、7時
みんな良いときに食べているね。夕飯というくらいだから6時、7時くらいに食べるのが良いのです。夜寝る前に食べるのは夜食です。夜食をしっかり食べたら太るのも当然です。
日本では1日2回食べるのを心がけている人がいます。それはどんな職業の人でしょう?
−お相撲さん
そうです。お相撲さんは太るために1日2食しか食べずに、食べたら昼寝をして動かない・・という話を聞いたことがあると思います。思いっきりお腹を空かして大食し、その後寝ると太るということですね。

その他に質問は?
−好き嫌いは人によって違いますが、どうしてですか?
食べ物の好みというのは確かに人によって違いますね。それは、みんなの顔がそれぞれ違うように、違いがある、その人の個性とも言えるかもしれませんが、食べ物の好みには習慣ということが大きく影響します。
小さいときから食べ慣れているものは好きになります。
10歳まで納豆の存在も知らずに、いきなり、食べろと言われたら、これは人間の食べる物ではないと思うでしょう。
最近の子どもたちは煮物など和風の料理を食べなくなったと言われますが、それは、家で親が作らなくなったからです。みんなはもう、中学生だからそういう料理を自分で作ってみて下さい。
また、ピーマンが嫌いとか少々の好き嫌いは気にしなくて良いのです。ピーマン一つ食べられなくても、他の野菜が食べられれば大したことはありません。
 
−日本でお米を作らなくなったら海外から買えば良いのでは?
お米には種類があって、日本で食べられているのはジャポニカ米といって短粒種と言われるものです。他に中粒種、長粒種とあって、世界では、ジャポニカ米を食べるのは日本と韓国とかに限られています。また、生産できるところもアメリカでもカリフォルニア州の周辺のみなどと、限定されます。
ですから、日本人が好むお米を作れる地域はごく限られた地域ということです。とうことは、日本で食べるお米は日本で作ることが一番合っているということです。

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