1年1組からのメッセージ

私たち1年1組では、現在世界的な問題になっている環境のことを様々な場面で考えてきました。教科の学習の中で、自然のすばらしさや、環境を守ることの大切さについて学習してきました。また、学級の取り組みとしてサツマイモの栽培をするなど、体験的に自然に親しむ活動も行っています。そこで、文化祭の展示でも、見る人に環境に対して興味関心を持ってもらえ、自然のすばらしさを実感してもらえるような取り組みを考え、『草木染めによる貼り絵』を企画しました。
身の回りにはたくさんの草や木があります。そして、それらは一つ一つ個性的な形や香り、色をもっています。ふだん何気なく見ている植物のそれぞれの色に焦点を当て、一つ一つの美しさを引き出し、それを紙に染めます。その紙は、クラスのみんなが持ち寄った牛乳パックを使って作った再生紙を用いました。
料理の時、皮をむいたら捨てられるタマネギの皮、秋に実る種々の果実の汁、ふだんは人々に踏まれ邪魔者扱いされる雑草など……。それらがどのように変身するか、あなたの目で確かめてください。そして、自然にある物のすばらしさ、美しさを再認識してほしいと思います。

草木染めによる貼り絵ができるまで


準備
貼り絵の作業ににかかる前に、まず下絵と材料になる紙の準備が必要です。

[下絵]


@今回クラス全員で作る作品として、葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を選びました。

AOHPを使って拡大投影し、鉛筆で模造紙に写します。紙がすこし動くだけでずれてしまうので、ズレを修正するのに苦労しました。
[再生紙づくり]


@使い終わった牛乳パックをきれいに洗って、広げて干します。

Aそれを4つに切り分けて、表面のコーティングを手ではがします。

Bせっけんを加えた液に一晩つけると、はがしやすくなります。



Cコーティングをはがすと、きれいなパルプがとれます。それを手で細かくちぎります。大変根気のいる作業です。

Dちぎったものを水と混ぜてミキサーにかけます。ミキサーを2台準 備していたのですが、そのうちの1台はすぐに故障してしまい、1台でやったので、時間がかかり大変でした。

EDで細かくしたパルプと水とをボウルに入れ、紙漉き器で漉きます。

Fアイロンで乾かせば出来上がり。(時間のある時は、自然乾燥させると良いでしょう。その方がエネルギーの節約になります。)

[染色]


@染料となる草木を手分けして探しました。

A採集した植物を刻んで水に入れ火にかけます。麦茶用の紙パックに入れてやると、ゴミの処理が楽です。

B色とりどりの染料ができました。

CAで作った液をバットに入れて、まずは試し染めです。

D媒染液で色を定着させます。媒染液の種類によって、色が変化します。今回使ったのは、酢酸銅・ミョウバン・酢酸アルミニウムです。

E色の確認ができたら、いよいよ大きな紙を染めます。

F染めた紙を板の上に載せ、一晩乾燥させれば出来上がりです。


貼り絵
準備ができたら、いよいよ貼り絵にかかります。

@小さくちぎった和紙を一枚一枚ていねいに張り付けていき ます。

A細かいところの作業は気を遣いました。

B模造紙を張り合わせて出来上がり。


クラス全員で製作した巨大貼り絵「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は「子どもたちのごみアートコンテスト」に出品しました。
アートコンテストの努力賞に選ばれました。