授業科目名 印刷概論
授業担当者 郡司 修三
授業の到達目標
印刷技術の理解と印刷サンプルによる印刷表現の実際を把握する。
1)印刷に関わる基礎知識の習得
2)デザイン制作との関係性の理解
授業の概要
1)印刷とは
2)生活・産業の中の印刷物
3)印刷の要素解説
4)印刷表現、その特性把握
5)印刷とデザイン
6)印刷の歴史
授業計画
1)印刷とは
・基礎的な知識
2)生活の中の印刷物
・一般の生活、産業の印刷物 ・さまざまな事例
3)印刷を構成する要素
・原稿 ・版 ・インキ ・印刷機 ・被印刷体
4)印刷表現、その特性把握
・色の再現 ・調子の再現 ・網点と濃度
5)印刷とデザイン
・印刷を意識したデザイン制作 ・デジタル・デザインと印刷
6)印刷の歴史
・現代の印刷に至る歴史的な主な出来事
テキスト・参考書
テキスト:授業担当者作成資料
参考書:上記作成資料に紹介
授業の形式 講義・演習
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点)
(1)課題レポート ( 56% )
(2)演習レポート ( 20% )
(3)授業レポート ( 24% )
講義は事例 ( スライドなどの説明 ) を多く含むため遅刻、欠席は理解を妨げる。また、演習は
チームで行うため遅刻・欠席は、チームメイトに迷惑をかけるだけでなく、進行に障る。
授業の形式上 1/3 ( を含む) 以上欠席した者は単位を取ることができない。
本授業科目に関する情報
・急速にデジタル化していく印刷工程に呼応し、プリンティング・デザイン活動も変化していく。
デザイナーは、完全な原稿を作るよう求められているが、現実は、手作り技術と感覚、分業化
された領域に習熟したデザイナーには、それは難題である。
幅広い視野と識見を持ち、高度な専門性を身につけて表現の可能性を追求する新しいタイプの
デジタル・デザイナーの出現が期待されている。
・人材育成には印刷現場を見せることが最も効果的であると言う人もいるが、現場にはマシーン
が並んでいるだけで、それを見ても、詳しく説明を聞いても、印刷の工程はともかく、デザイ
ンとの関係性は何も掴めない。
・デジタル化がどのように進展したとしても、今までのところ新しい版式が発明され、表現形式
が生まれたわけではない。印刷の原理、印刷表現の特性、印刷表現に精通し、印刷表現の可能
性を追求する姿勢をつくり出すことこそが、この講座の真の狙いでなければならない。
テキスト・参考書
●島屋政一「印刷文明史」 ●J.C.オスワルド「印刷の歴史」 ●L.フェーヴル・H-J.マルタン「書物の出現」
●モーリッツ・ツヴァイムファー「図解色彩学入門」 ●一見敏男「色彩学入門」●川添泰宏「色彩の基礎」
●山本隆太郎「印刷科学入門」 ●宇野達興「印刷」 ●関善造「印刷ガイド」「オフセット印刷ガイド」
●市川家康「印刷学」 ●牧治三朗「印刷文明史年表」
授業の形式
本講議は、単なる論の解説に終わることなく、実践でのさまざまなサンプルを比較検討しながら、あたかも印刷
表現に携わったかのような体験を味わう形式を模索しつつ進めたい。
評価の方法
理解のレベルを測るには実技が最適だが、今回は、レポートによる評価を考えている。